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DAY TRIP
2021.11.11

勝浦へ #go_fishing

釣りビギナー・きっちゃんの独り言
はじめての1泊キャンプ釣り(後編)

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夫婦釣り勝負決着!

「ママすごい! ママすごい! ママ頑張れ〜」

妻が息子たちの声援に後押しされ、釣り上げたのはなんとヒラメ!しかも、放流制限をギリギリクリアする26センチ!やられたー(泣)


「この勝負、私の勝ちね!」

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「いや、勝負は始まったばかり。見てなよ、もっと大きなヒラメ釣ってやるから!」

偉そうに言ってはみたものの何の保証もない。そして、まったくアタリもなく時は刻一刻と過ぎていく。そろそろキャンプ場に戻ってバーベキューを準備しなくてはと思った瞬間、竿にアタリが!

「なんか、軽いな…」

予想的中、簡単に釣り上げたのはかわいいミニフグ。

「パパ釣れたね! かわいいね! お魚ふくらんでるよ〜」

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フグの口には小さくとも鋭い歯があって、表皮に毒がある種類もある魚だ。直接触れずにフィッシュグリップで掴んで、針を外してリリース…これでよしと。事前学習が役に立ったぞ。

ちらっと妻を見ると、勝ち誇った顔が…完敗だ。夫婦釣り勝負は妻の圧倒的勝利に終わった。潔く負けを認めるしかあるまい。

妻と息子たちの嬉しそうな笑顔。もう夫や父親としての威厳なんてどうでもいいや。この瞬間が家族の幸せってものかもしれない。

本日の釣果、ヒラメ1匹、フグ1匹。明日の早朝釣りで挽回するぞ。

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【コラム3】堤防釣りがビギナーにオススメな理由
その1:どんな釣りにもチャレンジできる

堤防はフラットで滑りにくく釣り初心者が自分のために、時間を自由に使える場所。安全を確保した上で、じっくりと自分のしてみたい釣りを探ることが可能です。サビキ、投げ釣り、穴釣り、ルアーを使ったアジングなど多様な釣り方が楽しめます。

その2:よく釣れるから

堤防は、海の突き出た構造になっているので、深い水深で、潮の流れが直接当たっていることも。 そういう場所には、数多くの魚が集まってきます。魚がいる以上、釣れる確率は他の釣り場よりも高いことになります。

その3:釣り具にコストをかけずにすむから

堤防釣りを選べば、振出式のロッドにスピニングリール、あとは仕掛けと餌もしくはルアーで事足りるので、2万円くらいの予算でカバーできる手軽さがあるのです。

焚き火は家族の心まで温かくしてくれる

堤防でサビキ釣りとチョイ投げ釣りを終えたら、次はいよいよ家族でバーベキューだ。野菜も肉もたっぷり仕入れているから安心。あとは火おこしさえうまくいけば…。

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火がなかなか炭についてくれない。着火剤大量投入してみるか…。まだつかない。こうなったら焚き火用に取っておいた薪を何本か投入してみよう。

お!やっと火が起きてきた。あとは団扇で扇ぎまくれば…。
くーっ、煙が目にしみるぜ。よし、なんとか火おこし完了だ。

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「よし、お肉焼けたぞー、野菜も食べなきゃだめだぞー」

子供たちは相変わらずよく食べるなぁ。おや?普段少食の妻もなぜか食欲旺盛だ。やっぱりシチュエーションは大事ってことだな。

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焼きマシュマロに夢中にかぶりつく次男。焚き火の灯りで家族の顔を改めて見ていると、なんだか無性に幸せだな〜と思えてくる。ふと、妻と目が合った。

「釣り勝負は完敗だったね」

と言うと、妻はクスッと笑った後で

「何言ってるのよ。私たちを釣りキャンプに連れてきてくれたことで、あなたの大勝利よ!」

思いがけない妻のやさしい一言が心に沁みる。焚き火マジックなのか、普段言わないようなことも言わせているようだ。

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「明日は負けないからな!」
「あら、明日も私の勝ちよ!」

夫婦で笑いながら、ふと横を見ると息子たちはもう夢の中だ。いい夢見ろよ。

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【コラム4】焚き火の心得
その1:周囲への気配りを忘れない
その2:大きく燃やしすぎない
その3:ゴミは燃やさずに持ち帰る
その4:焚き火台+防火マットは必須セット
その5:始める前に消火用の水を用意する
その6:長時間離れるなら必ず消火すること
その7:施設や場所ごとの規約を守る
その8:帰り時間を逆算して燃やす

『焚き火の本』猪野正哉(山と渓谷社)より
https://www.yamakei.co.jp/products/2820500400.html

自然にありがとう。家族にありがとう。

次の日は、朝5時から家族全員で堤防釣り。朝日が昇るところも見て家族全員で感動!のはずだったが…。朝から止まない雨。自然現象には勝てない。次の夫婦釣り勝負は次回にお預けだ。

釣りが中止になったので、朝早くから起きていた息子たちと、昨日捕まえたキリギリスを逃がすことにした。キリギリスは元気良くコップからジャンプして長男の手にしがみつき、なかなか草むらへ行ってくれない。まるで別れを惜しんでいるようだ。

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「自然にありがとうだね!」

後ろで見ていた妻が言った。

「そうだね、そして家族にもありがとうだ!」

あー、何キザなこと言ってんだオレ。早くテント片付けなきゃ。

妻がテントの片づけを手伝いながらぼそっとつぶやいた。

「私、釣りハマったかも…」

夫婦釣り対決はまだまだ続きそうである。

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【コラム5】キャンプ場・釣り場情報

キャンプ場:ACNオートキャンプ in 勝浦まんぼう
〒299-5241 千葉県勝浦市松部1910
Tel 0470-73-9573
http://www.manbow-camp.jp/
釣り場情報:松部港堤防(ACNオートキャンプ in 勝浦まんぼうより徒歩5分)

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<アクセス>
車をご利用の場合
●東京湾アクアライン→圏央道市原舞鶴ICで降り、国道297号で勝浦方面へ→国道128号にぶつかったら右折→2Kmほどで到着。(所要時間は、東京から約2時間)
または
●首都高→京葉道路(高速)→館山道→市原ICで降り、勝浦方面へ→国道297号で勝浦方面へ→国道128号にぶつかったら右折→2Kmほどで到着。(所要時間は、館山道に入ってから約1時間半~2時間。朝6時ごろから京葉道路穴川貝塚付近が混みだします。)
電車をご利用の場合
●JR特急「わかしお」で東京→(約90分)勝浦駅→タクシーにて7~8分(1,300円程度)で「まんぼう」到着。

取材・文/#go_fishing編集部
撮影/小松正樹
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